社会保険労務士試験は、8つの大きな法律やそれに関連する一般常識、最新の白書や統計など膨大な範囲から出題され、合格するためにはそれらの情報と日々格闘し、何とか頭に詰め込まなければなりません。
効率よく頭に入れるためには、どのように学習したらよいのでしょう?
それでは、法律を学習する順番について考えて見ましょう。
学習する順番を考えた勉強法
社労士試験の出題範囲として指定されているのは、大きく分けると労働関係の法律と、社会保険関係の法律という2つのジャンルになります。
これらはまったく別物と考えて、それぞれ分けて学習を進めるとよいでしょう。
問題は、それぞれのジャンル内での学習順です。
法律と法律とはお互いに関連性が強いので、学習するにはまず根幹となる基本的な法律から始めて、その上に徐々に積み重ねるように学習していくと効率よく知識を増やすことができます。
さらに、学習を進めていくうちに、同じ用語や同じ事柄であっても、法律によっては微妙に異なった意味で使用している場合があることに気がついてくるはずです。
そんなときには、それぞれの法律を横断して、類似点や共通点、相違点を比較し、整理しておく必要があります。
そのためにも、学習する順番は、より基礎的な法律から徐々に複雑なものへと進めていくのが適切だと考えられます。
以上のような点を踏まえながら、労働系、社会保険系の法律の学習順をまとめてみると、次のようになります。
労働に関する法律の学習順
労働基準法 → 労働安全衛生法 → 労働者災害補償保険法 → 雇用保険法 → 労働保険料徴収法 → 労働に関する一般常識
社会保険に関する法律の学習順
健康保険法 → 国民年金法 → 厚生年金保険法 → 社会保険に関する一般常識