スケジュールを立てることは、なぜ大事なのか?
それは、言ってみれば、安心のためだと言えます。
人間、一人で勉強していると、とにかく雑念が入ります。
独学の人は、特にそうだと思います。
「こんなペースでいいのかなあ?」
「他の人は、もっと進んでいるんだろうなあ。」
そうした雑念は、勉強の邪魔にしかならないから、雑念排除のためにスケジュールを立てておく。
だから、作成するスケジュールは、「これで合格!」と思える内容にしておかなければなりません。
社会保険労務士試験の勉強スケジュール
社会保険労務士試験というのは、科目毎に足切り点が設定されています。
だから合格するには全科目について、一定点数を確保する必要があるのです。
よって、全科目について均等にレベル上げを行うことになり、勉強スケジュールもそうした内容になります。
つまり、「試験まで後10ヶ月」という場合で言えば、
労働基準法及び労働安全衛生法の勉強を、1ヶ月間、
↓
労働者災害補償保険法の勉強を、次の1ヶ月間、
↓
雇用保険法の勉強を、その次の1ヶ月間
という勉強法をしてはいけません。
では、どうしたらよいかと言うと、例えばこんな風にしましょう。
試験に出る全科目(労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労働保険徴収法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金保険法、労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識)を3ヶ月かけて勉強
↓
同じ全科目を勉強(プラス問題集)を、次の3ヶ月で勉強、
↓
また全科目を勉強
といったように、全科目を均等に、うるし塗りでもするように勉強していくのが、この試験の攻略法だと思われます。
スケジュールは余裕を持って、安全に
スケジュールに余裕を持たせることは、落ち着いて勉強するファクターです。
また、リスク管理のファクターでもあります。
余裕のないスケジュールを立てていると、予期できないことが起こったときに、焦ったり苛立ったりするもの。
そして、人生予期できないことは往々にして起こるのです。
- 試験直前なのに、仕事で大きなトラブルがあって、勉強できない。
- 試験直前なのに、身内で不幸があって、勉強できない。
- 試験まで時間がないときに、病気になって寝込んだ。
こうしたことがあっても、できるだけ平常心で試験に臨めるよう、勉強スケジュールは余裕を持たせておいてほしいと思います。