「添削」の学習効果を考える

学習はリアルタイムでないと意味がない

フォーサイトとユーキャンの社会保険労務士講座の違いのひとつに「添削指導の有無」があります。フォーサイトにはこのシステムがないのですが、ユーキャンの社会保険労務士講座では、この「添削」が大きなウリとしてアピールされているようです。
顔の見えない通信講座だからこそ、添削指導を通して講師の存在を認識し、「支えてもらっているんだ」と実感できることは重要な要素なのかもしれません。しかしながら、これが「学習効果的にどうか」といえば、いささか疑問な部分もあります。

【社会保険労務士試験対策に、添削指導は必要か?】


 ユーキャンの社会保険労務士講座では、添削指導に2週間程度(時期によってはもっとかかることもあり)のスパンがとられています。
自分が解答してから2週間後にようやくフィードバックがくる、このサイクルは決して早いとは言えません。
むしろ、待っている受講生にとっては「ずいぶん待たされるなぁ」とヤキモキする期間なのではないでしょうか。質問応対システム同様、添削指導についても、レスポンスは早くなくては意味がありません。
長期に「?」を残すことでその後の学習に影響が出ますし、ようやく返ってきたと思ったら自分ではすっかりその「?」を忘れてしまっている、という状況も充分に考えられます。これでは、何のための添削指導か分かりません。添削されなくても、手元に答えがある、もしくはオンラインで解答を確認できる、といったシステムの方がよっぽど良さそうですよね。

 これは何もユーキャンの社会保険労務士講座に限ったことではありませんが、通信教育の添削指導は時にそれがウリなのかどうか、定かでない場合があります。
もちろん、添削者とのやり取りそのものが、冒頭で挙げたような精神面のフォローにつながるのであれば、それはそれで良いのでしょう。
また、「実技対策でどうしても個々に対するきめ細やかなフィードバックが必要」な場合で、対応も迅速であるならば有効かもしれませんが、そうでない場合には必ずしも添削が効果的であるとは言えなさそうです。

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