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就職に社会保険労務士資格を生かす

社会保険労務士資格必須の求人は?

求人広告には、

「社会保険労務士資格必須」
「社会保険労務士資格所持者優遇」

といった記載が見られることがあります。

こうした求人は、大半が、下記のような人材募集です。

  • 社会保険労務士事務所や社会保険労務士法人の補助者募集
  • 事務系アウトソーシング会社の給与計算担当者募集
  • 総務・人事部の業務担当者または責任者募集
  • 資格予備校の講師募集

総務部や人事部の責任者や給与計算担当者の募集の場合は、有資格者であるとともに、業務経験者であることも、併せて求められることが多いようです。

他の士業と比べて

さて、求人市場での「社会保険労務士資格保持者」の需要は、かなりある様子です。

似たような資格の「行政書士」や「司法書士」の有資格者の求人が、概ね行政書士事務所や司法書士事務所の補助者募集に限定されている(もちろん例外はありますが)ことに対し、社会保険労務士の有資格者の求人は、社会保険労務士事務所の補助者募集だけでなく、その他の一般企業からのものも多いからではないかと思われます。

求められているスキル

一般企業が、勤務社会保険労務士に求めているスキルは、このような感じでしょう。

  • 社会保険の事務手続きができる
  • 給与計算業務ができる
  • 労働関係の知識があり、社内に起こるトラブルに対処できる

上記のうち、特に求人数が多いのは、「給与計算業務」のようです。

給与計算業務の業務経験があり、かつ社会保険労務士資格を持っている人は、かなり有利に就職活動を進められるのではないかと思います。

ですから、安定した就職を目標にしている人は、社会保険労務士資格を取るとともに、給与計算スキルも身に着けておくと、後々便利なこともあるかもしれません。

資格だけでなく経験も必要

求人数の多い社会保険労務士有資格者ですが、業務経験が全くない人だと、やはり就職は厳しくなると思います。

「社会保険労務士資格は取ったけれど、総務部や人事部での勤務経験も、社会保険労務士事務所での勤務経験もない」という人です。

こうしたケースでは、年齢が若ければともかく、40歳以上になってくると、有資格者であっても少々就職が限定されてくると思われます。

ですから、有資格者で業務未経験の場合は、安定した就職口を探す前に、アルバイトなどでもよいので最低でも半年程、実際の業務を経験しておくと、その後の就職が比較的スムーズになるかもしれません。

>>何故この方法だと社労士の合格率が高まるのか?

年収はここまで変わる?!

一組織に属する社会保険労務士の年収の目標は?

一般の企業の総務・人事の部署に勤める場合、資格手当がつくことがあります。

月に1~2万円くらい、高額な例では月に3万円程度に膨れ上がることもあるようです。

そのことも含めると、勤務型の社会保険労務士だったら、年収が10~30万円上がったくらいでは成功したとはいえないでしょう。
できれば100~200万円は上げたいものです。

逆にいえば勤務型の場合それより大規模な年収アップは困難かもしれません。

これは、コンサルティング会社や大きな社会保険労務士事務所の場合にもある程度共通しているでしょう。

社会保険労務士として開業するときの年収の目安

独立・開業型の場合は本当に格差が大きく、前職よりも、社会保険労務士開業後に年収が下がってしまっても珍しくはありません。

年収が300万円に満たない社会保険労務士だって珍しくはないからです。

もっとも、開業してしばらくはそれでも仕方ないですが、数年越しで確実にアップさせていかないといけません。

社会保険労務士の年収を支えているものとは?

社会保険労務士の主な報酬は顧問契約です。
これは企業の人員規模で変わります。

たとえば10人以下の場合は月に3万円前後のことが多いですし、100人を超えると10万円以上が普通です。

このほか、何らかの手続きを代行してその都度報酬を受けることもよく行われています。
たとえば就業規則の手続きで20万円、といった計算方法ですね。

コンサルティング業務については、人事や労務管理について相談を受けるごとに10万円……
といった計算方法が考えられます。

できるだけ顧問先を獲得すれば、と思うでしょうが、ひとりで対処できる案件には限界があります。

がんばっても月に20~30件前後が限界ではないでしょうか……

ただし、これは企業の規模が極端に小さかった場合です(企業規模が大きくなると仕事の量も増えますね)。

たとえば、月2万円くらいの顧問先20件こなして40万円、そこから経費等を引くとそれほど残らない。
なんてこともあってもおかしくありません。

社会保険労務士の年収の明暗は、どうやって顧問先を獲得し、どうやって大きな報酬の出る仕事を受けていくか、そこ次第で分かれます。

「現職の社会保険労務士に話を聞く機会を、試験合格までに多く持ったほうがよい」といわれるのは、社会保険労務士の年収の増やし方を考える上でも大切だからですね。

>>予備知識がなくても最低限の学習で社労士に合格できる方法とは